Is Kyoto University is the best university in Japan ? It is debatable, but this Japanese seat of learning has a strong case. Read Mizuno sensei's interesting insight into Japanese academic traditions.This Japanese teachers' blog can help you learn Japanese better and for free.

学風
Academic Traditions

mizuno

By Mizuno Momoyo

学風について書こうとしたところへ、嬉しいニュースが飛び込んできました。 京都大学の山中伸弥教授が、2012年のノーベル生理学・医学賞受賞したのです。

研究者は一つの大学や施設にずっといるわけではありませんが、日本人ノーベル賞 受賞者19人の中には京都大学に関係する人がかなりいます。 自然科学だけで数えると16人中8人になります。

よく言われる京都大学の学風は「 自由・独創・反骨です。もっと柔らかく言うと、 自己責任だけれども、好きなことがどんどんできる。 変人が多いが、しゃれっ気があって愉快ときに無駄なことでも命がけでやってしまう。」となるでしょうか。 一方、「自由過ぎる。ほったらかし。1%の天才だけを育てるところ」という人もいます。 このような学風が偉大な研究に影響したのかもしれませんね。

みなさんの国にはどんな学風の大学がありますか。みなさんの母校はどうでしたか。

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学風(がくふう)について書(か)こうとしたところへ、嬉(うれ)しいニュースが飛(と)び込(こ)んできました。 京都大学(きょうとだいがく)の山中伸弥(やまなかしんや)教授(きょうじゅ)が、 2012年(ねん)のノーベル生理学(せいりがく)・医学(いがく)賞(しょう)受賞(じゅしょう) したのです。

研究者(けんきゅうしゃ)は一(ひと)つの大学(だいがく)や 施設(しせつ)にずっといるわけではありませんが、 日本人(にほんじん)ノーベル賞(しょう)受賞者(じゅしょうしゃ)19人(にん)の中(なか)には京都大学(きょうとだいがく)に関係(かんけい)する人(ひと)がかなりいます。 自然(しぜん)科学(かがく)だけで数(かぞ)えると16人(にん)中(ちゅう)8人(にん)にな ります。

よく言(い)われる京都大学(きょうとだいがく)の学風(がくふう)は「 自由(じゆう)・独創(どくそう)・反骨(はんこつ)です。もっと柔(やわ)らかく言 (い)うと、「 自己責任(じこせきにん)だけれども、好(す)きなことがどんどんできる。変人(へんじん)が多(おお)いが、しゃれっ気(け)があって愉快(ゆかい)。 ときに無駄(むだ)なことでも命(いのち)がけでやってしまう。」となるでしょうか。 一方(いっぽう)、「自由(じゆう)過(す)ぎる。ほったらかし。1%の 天才(てんさい)だけを育(そだ)てるところ」 という人(ひと)もいます。 このような学風(がくふう)が 偉大(いだい)な研究(けんきゅう)に 影響(えいきょう) したのかもしれませんね。

みなさんの国(くに)にはどんな学風(がくふう)の大学(だいがく)がありますか。 みなさんの母校(ぼこう)はどうでしたか。

Academic Traditions

I was about to write a piece about academic traditions when some good news came in. Professor Shinya Yamanaka won the 2012 Nobel Prize in Physiology or Medicine.

Although researchers are not associated with just one university or facility forever, out of the 19 Japanese Nobel Prize winners, a large number of them have had some relation to Kyoto University. In the Natural Sciences alone the number is 8 out of 16 winners.

The academic tradition of Kyoto University is, when viewed favorably, one of "Independence, Creativity and a Rebel Spirit". If viewed casually, it could be seen as "a tradition of Self-responsibility, but where one can carry on doing whatever one wants. There are a lot eccentrics there, as well as some witty and interesting characters. And occasionally some who give it their all on rather useless projects". And on the other hand, some people say that, "It is over-liberal. Unfettered. A place that tends to create only the 1% necessary for genius." This type of academic tradition could be what influences great research.

In your country, what kind of academic traditions do you have in the universities ? What about at your Alma Mater ?

学風(がくふう) academic tradition

ノーベル生理学(せいりが く)・医学(いがく)賞(しょう)Nobel Prize in Physiology or Medicine

受賞(じゅしょう)する to receive / win a prize

研究者(けんきゅうしゃ) researcher, student

施設(しせつ) institutions

わけではない It doesn’t mean that ~/p>

受賞者(じゅしょうしゃ)person to win the Nobel Prize

に関係(かんけい)するto be concerned with

自然(しぜん)科学(かがく)natural science

自由(じゆう)な independent

独創(どくそう)的(てき)な creative

反骨(はんこつ)rebel spirit

柔(やわ)らかい casual

自己責任(じこせきにん) self - responsibility

変人(へんじん) eccentric person

しゃれっ気(け) sense of humor

愉快(ゆかい)[な人(ひと)] He / She is quite a character.

ときに occasionally

無駄(むだ)なこと waste

命(いのち)がけで for dear one’s life

一方(いっぽう) but then

ほったらかし loose, nonintervention

天才(てんさい)genius

偉大(いだい)な great

影響(えいきょう)する to influence

母校(ぼこう) Alma Mater